こんにちは、RAV4 SIGHTのりょうです。
新型RAV4を買おうとすると、かなり迷いやすいのがZとAdventureのどちらを選ぶかではないでしょうか。
Zは装備が充実した上級志向のグレード。一方のAdventureは、RAV4らしいタフな外観とアウトドア感を前面に出したグレードです。見た目だけなら選びやすそうですが、実際には車両価格、ボディサイズ、内装、シート、タイヤ、安全・駐車支援装備などにも違いがあります。
しかも、ZにはHEVとPHEVがありますが、AdventureはHEVです。そのため、単純に「Zはいくら、Adventureはいくら」と比べるだけでは判断しにくいんですよね。
私はRAV4 50系ガソリン4WDを所有していますが、新型のZやAdventureを所有しているわけではありません。そのためこの記事では、新型固有の価格や装備については現行の公式仕様を基準にしながら、RAV4オーナーとして「実際に購入するならどこを見るか」という視点で比較していきます。
この記事のポイント
- 新型RAV4のZとAdventureの価格差
- 外観・内装・タイヤ・快適装備の違い
- ZとAdventureそれぞれが向いている人
- 車両価格だけでは分からない購入時の注意点
先に結論を言うと、上質な内装や快適装備、駐車支援まで求めるならZ、RAV4らしいタフな外観とアウトドア感、価格とのバランスを重視するならAdventureがおすすめです。
ただし、40万円の車両価格差だけを見るのではなく、欲しいオプションを含めた最終的な見積もりまで比べて判断しましょう。
新型RAV4のZとAdventureを比較
まずは細かな装備を見る前に、ZとAdventureの基本的な違いを一度見てみましょう。ここでは条件を合わせるため、ZのHEVとAdventureのHEVを比較します。
| 比較項目 | Z HEV | Adventure HEV |
|---|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 4,900,000円 | 4,500,000円 |
| 価格差 | Adventure+400,000円 | 基準 |
| パワートレーン | 2.5Lハイブリッド | 2.5Lハイブリッド |
| 駆動方式 | E-Four | E-Four |
| WLTCモード燃費 | 22.5km/L | 22.9km/L |
| 全長 | 4,600mm | 4,620mm |
| 全幅 | 1,855mm | 1,880mm |
| 全高 | 1,680mm | 1,680mm |
| 最低地上高 | 190mm | 190mm |
| 標準タイヤ | 235/60R18 | 235/60R18 |
| 方向性 | 上質・快適・先進装備 | タフ・アウトドア |
HEV同士ならエンジンやE-Fourといった基本部分は共通で、約40万円の差は主にデザインや快適装備、駐車支援などに支払う差と考えると分かりやすいです。
なお、ZにはPHEVも設定されています。ZのPHEVは600万円なので、Adventure HEVとの価格差は150万円です。PHEVになると動力性能や充電、給電といった話まで変わるため、この記事では基本的にHEV同士を比べます。
ZとAdventureは同じHEVが基本
「Adventureの方がいかにも悪路を走れそうだから、駆動システムも特別なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、新型RAV4のHEVで見ると、ZとAdventureはいずれも2.5LハイブリッドとE-Fourを採用しています。フロントモーターやリヤモーターなど、基本的な動力系も共通です。
さらに、TRAILモードやSNOWモードも全車に用意されています。つまり、Adventureだから初めて雪道向けの機能が使える、という関係ではありません。
Adventureは専用グリルや大型のホイールアーチモール、スキッドプレートなどによってアウトドア色を濃くしたモデルであり、Zとは「走れる場所が全く違う」というより、同じRAV4をどんな雰囲気と装備で楽しむかの違いが大きいと考えた方がよいでしょう。
◆りょうのワンポイントアドバイス
50系RAV4に乗っていて感じるのは、RAV4は見た目だけではなく「普段は普通に使えて、必要なときにはSUVらしい使い方ができる」ところが魅力だということです。新型でもAdventureだけを特別な悪路専用車のように考えるより、自分の生活に合う装備かどうかを見る方が選びやすいですよ。
ZとAdventureの価格差は40万円
グレード選びで最初に確認したいのが価格です。新型RAV4のHEVでは、Zが490万円、Adventureが450万円となっています。
車両本体だけならAdventureが安い
メーカー希望小売価格で比較すると、Z HEVは4,900,000円、Adventure HEVは4,500,000円。差額は400,000円です。
40万円というとかなり大きく感じますよね。Adventureなら、その差額をスタッドレスタイヤ、コーティング、ドライブレコーダー、アウトドア用品などへ回す考え方もできます。
一方、Zにはヘッドアップディスプレイ、デジタルインナーミラー、前席シートベンチレーション、後席左右のシートヒーター、アドバンスト パークなど、Adventureにはない装備が含まれています。
そのため、単純に「Adventureの方が40万円安いからお得」とも言い切れません。Zに標準で付いている機能をあなたがどれだけ使うかによって、40万円の意味が変わります。
メーカー希望小売価格で比較すると、Z HEVは4,900,000円、Adventure HEVは4,500,000円。差額は400,000円です。
最新の車両価格やグレード構成については、トヨタ公式サイトのRAV4価格・グレード情報でも確認できます。
乗り出し価格で比べることが重要
実際に支払う金額は車両本体価格だけではありません。ボディカラー、メーカーオプション、販売店装着用品、税金、登録関係の費用、保険などが加わります。
例えばパノラマムーンルーフはZとAdventureの双方にメーカーオプションとして設定されています。Zでは20インチタイヤ&アルミホイールを選択することもできるため、選び方によっては車両本体の40万円以上に支払額が開くこともあるでしょう。
価格比較は必ず同じ条件の見積書で行ってください。
「Zはオプション込み、Adventureはほぼ標準状態」という見積もりを比べても正確な判断はできません。必要な用品やメンテナンス商品まで条件をそろえて、総支払額を見ることが大切です。
新車見積もりを比較する
新型RAV4を購入するなら、ZとAdventureの両方で見積もりを作ってもらうのがおすすめです。同じオプション条件にすると、「40万円で何が増えるのか」がかなり分かりやすくなります。
外観はキャラクターが大きく違う
ZとAdventureで最も分かりやすい違いがエクステリアです。同じ新型RAV4でも、正面から見た印象はかなり変わります。
Zは洗練されたSUVデザイン
Zには、SUVハンマーヘッドと呼ばれる新型RAV4のデザインが採用されています。ボディ同色部分とメッシュグリルを組み合わせ、SUVらしさを残しながら街中でも違和感のない外観になっています。
旧型RAV4にはゴツゴツしたSUVらしさが前面に出ていましたが、新型Zはそこへ現代的な雰囲気を加えた印象です。
週末はアウトドアへ行くけれど、平日は通勤や買い物、子どもの送迎にも使う。そんな使い方ならZのデザインは合わせやすいでしょう。
「SUVには乗りたいけれど、あまりアウトドア車らしすぎる見た目にはしたくない」という人にも向いています。
Adventureは専用外装が魅力
Adventureは、フロントノーズを高く見せる専用デザインに加え、大型のホイールアーチモールや専用スキッドプレートを採用しています。
正面から見たときにもZとは雰囲気が異なり、RAV4 Adventureというグレードを選んだことが外から分かりやすいのが魅力です。
キャンプ場や山、海、スキー場などへ行く機会が多い人にはAdventureの世界観がよく似合います。ルーフボックスやアウトドア用品を組み合わせたときにもまとまりやすいでしょう。
逆に、Adventureの見た目が特別好きというわけではないなら、グレード名だけで選ぶ必要はありません。新型RAV4ではZも十分SUVらしいスタイルなので、実車を並べて見て決めることをおすすめします。
Adventureの方が少し大きい
外観の違いは見た目だけではありません。専用の外装部品を採用するAdventureは、Zより全長と全幅が少し大きくなっています。
全幅は25mm広くなる
Z HEVのボディサイズは全長4,600mm、全幅1,855mm、全高1,680mm。Adventure HEVは全長4,620mm、全幅1,880mm、全高1,680mmです。
AdventureはZより全長が20mm長く、全幅が25mm広くなります。
数字だけ見ると小さな差ですが、日本の駐車場では全幅の違いを軽く見ない方がよいでしょう。RAV4そのものが比較的幅のあるSUVなので、自宅駐車場や立体駐車場の条件によっては1,855mmと1,880mmの違いが気になる場合があります。
ただし最小回転半径はいずれも5.7mです。Adventureだから急に曲がりにくくなるわけではありません。
最低地上高はどちらも190mm
ここは意外に感じる人が多いかもしれません。
HEVのZとAdventureでは、最低地上高はいずれも190mmです。Adventureは見た目にかなりタフな印象がありますが、標準状態で最低地上高がZより大幅に高く設定されているわけではありません。
したがって、「Adventureなら車高が高いから選ぶ」という考え方より、専用デザインや内装、使い方への相性で選ぶ方が実際の違いに合っています。
タイヤとホイールの違い
SUVではタイヤとホイールも見た目や維持費に関係します。ZとAdventureは標準サイズこそ同じ18インチですが、デザインが異なります。
Zは上質感のある18インチ
Z HEVには、235/60R18タイヤと18×7½Jアルミホイールが標準装備されます。ホイールは切削光輝とダークグレーメタリック塗装を組み合わせた仕様です。
Adventureほどアウトドア色を前面に出さず、車体全体を少し上品に見せるデザインになっています。
さらにZ HEVでは、20インチのタイヤ&アルミホイールをメーカーオプションとして選択できます。見た目の迫力を優先したいなら魅力的ですが、タイヤ交換費用や冬用タイヤについても考えておきたいところです。
Adventureはマット調の18インチ
Adventureも標準タイヤは235/60R18ですが、ホイールはマットグレーメタリック塗装の6本スポークタイプです。
ホイール単体で派手に見せるというより、ブラックのホイールアーチや専用外装と組み合わせてAdventure全体の雰囲気を作っています。
私のように雪国でRAV4を使う場合は、スタッドレスタイヤの購入費まで考えておきたいですね。SUV用の18インチタイヤは決して小さくありません。車両本体の予算だけで使い切らず、冬用タイヤやホイールの費用も残しておくことをおすすめします。
Adventure専用ホイールを装着した指定タイヤについては、タイヤチェーン使用に制限がある仕様もあります。雪道でチェーンを利用する予定がある場合は、購入する車両のタイヤ・ホイール仕様と取扱説明書を必ず確認してください。
内装はZの快適装備が目立つ
外観ではAdventureに目が行きやすいのですが、車内へ乗り込むとZの魅力が分かりやすくなります。毎日触れる部分なので、長く所有するほど重要になってくるところです。
Zは快適性を重視した室内
Z HEVでは合成皮革のシートにパーフォレーションやステッチが入り、前席には快適温熱シートだけでなくシートベンチレーションも装備されます。
さらにZ HEVでは後席左右にも快適温熱シートが標準装備されています。
冬にシートヒーターが便利なのは想像しやすいですが、夏のシートベンチレーションも一度使うと気になる装備です。SUVは着座時間が長くなる旅行や遠出にも使いやすいので、暑い時期の快適性にこだわる人にはZが魅力的でしょう。
また、Zにはヘッドアップディスプレイも標準装備されます。速度や運転支援に関する情報を前方視界付近で確認できるため、運転席まわりの装備を充実させたい人に向いています。
Adventureは専用意匠を楽しめる
Adventureは豪華装備を増やす方向ではなく、グレード独自の世界観が魅力です。
インテリアには低彩度のグリーン系となる「ミネラル」やオレンジのアクセント、カモフラージュ柄を思わせるテックカモなどが取り入れられています。
ステアリングにもオレンジ加飾が入り、外から見るだけではなく、運転席へ座ったときにもAdventureらしさを感じられる仕様です。
アウトドア用品のような雰囲気が好きなら、こちらの方が「RAV4を買った」という満足感につながるかもしれません。
◆りょうのワンポイントアドバイス
車は外から眺める時間より、実際には車内で過ごす時間の方が長いですよね。Adventureの外観に惹かれている人ほど、一度Zの運転席にも座ってみてください。逆にZの装備が魅力でも、Adventureの内装を見て「こっちの方が楽しい」と感じる人もいると思います。
シフトまわりにも違いがある
新型RAV4では、ZとAdventureでシフトの操作方式も異なります。毎回操作する部分なので、展示車を見るときにはぜひ触れてほしいところです。
Zはエレクトロシフトを採用
Zには一方向操作方式のエレクトロシフトマチックが採用されています。
従来型の大きなシフトレバーとは雰囲気が変わり、電動パーキングブレーキやブレーキホールドのスイッチと合わせてコンパクトに配置されています。
新型らしい操作感やすっきりしたセンターコンソールを好むならZでしょう。
Adventureはシフトレバーを採用
Adventureには本革巻きシフトノブと合成皮革のシフトレバーブーツが用意され、シーケンシャルシフトマチックのSモードを備えています。
電子式の小型シフターより、従来からあるレバーを実際に動かして操作したい人にはAdventureの方がしっくり来るかもしれません。
どちらが優れているという話ではなく、これは好みが分かれるところ。毎回触れる部分だけに、カタログ写真だけで決めず実車で操作してみることをおすすめします。
安全装備と駐車支援にも差がある
新型RAV4ではToyota Safety Senseを中心とした運転支援機能が用意されています。ただ、ZとAdventureでは一部の支援機能や快適装備に違いがあります。
基本の安全支援はどちらも充実
プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト、ブラインドスポットモニター、安心降車アシストなど、日常的に利用する主要な安全支援は両グレードに用意されています。
そのため、Adventureを選んだから基本的な安全性を大きく犠牲にする、と考える必要はありません。
一方でヘッドライト制御では、Zにアダプティブハイビームシステム、Adventureにオートマチックハイビームが設定されています。
またAdventureではドライバーモニターが標準装備となる一方、Zではメーカーオプションとなっています。このように、上級グレードだからすべての装備が一方的に上というわけではない点には注意してください。
Zは駐車支援が充実
Zで大きいのが、トヨタ チームメイトのアドバンスト パークが標準装備されていることです。
駐車操作を支援してくれるため、RAV4のように全幅のあるSUVで駐車に不安がある人には魅力的な装備でしょう。
またZにはデジタルインナーミラーが標準装備されるのに対して、Adventureは自動防眩インナーミラーです。荷室へ荷物をたくさん積む人なら、後方映像を表示できるデジタルインナーミラーに魅力を感じる場面もあると思います。
さらにZでは、フロントクロストラフィックアラートやレーンチェンジアシスト、渋滞時支援のアドバンスト ドライブなどを含む追加機能がメーカーオプションとして用意されています。
安全運転支援はあくまで運転を補助する機能です。装備の有無にかかわらず、周囲確認と安全運転はドライバー自身が行う必要があります。
安全装備は機能ごとに作動条件や注意事項があります。詳しい機能や最新の設定については、トヨタ公式サイトのRAV4安全性能もあわせて確認してください。
燃費差は購入判断を変えるほど小さい
燃費についてはAdventureがわずかに上回っています。ただし、この差だけを理由にグレードを決める必要はないでしょう。
WLTC燃費は0.4km/L差
Z HEVのWLTCモード燃費は22.5km/L、Adventure HEVは22.9km/Lです。
差は0.4km/Lなので、実際の燃料代へ置き換えると、車両価格40万円の差を左右するほど大きな違いとは考えにくいでしょう。
実燃費は道路状況、気温、エアコン、乗車人数、荷物、タイヤ、走行距離などによって変化します。特に雪国では冬になると暖房や低温の影響もあり、カタログ値との差が出やすくなります。
そのためZとAdventureを選ぶ際は、燃費の0.4km/Lよりも、装備と価格、デザインを優先して考えてよいと思います。
アウトドアならAdventureなのか
Adventureという名前から、キャンプをするならAdventure一択に感じるかもしれません。しかし実際にはZでもアウトドア用途には十分対応できます。
荷室の基本的な使い勝手は共通
新型RAV4は荷室容量749Lを確保しており、後席を倒したときの床の傾斜も従来型より抑えられています。
キャンプ用品、スーツケース、クーラーボックス、ベビーカーなどを積むSUVとして、ZでもAdventureでも基本的な使い勝手は大きく変わりません。
アルミルーフレールも両グレードに標準装備されるため、ルーフキャリアやルーフボックスを活用したい人にも対応できます。
Adventureは道具感を楽しみたい人向け
違いは、実用性そのものよりも「アウトドアで使うRAV4としてどう見せたいか」にあります。
Adventureは大型のホイールアーチモール、専用スキッドプレート、マット調ホイール、専用内装などが最初から組み合わされています。
そのため購入後に大きく外装を変えなくても、アウトドア用品と似合う雰囲気が完成しています。
キャンプへ行く回数が年に1~2回程度で、普段の快適性を優先したいならZでも十分。反対に、休日になるたびキャンプや釣り、スキーなどへ出かけ、クルマそのものも遊び道具の一つとして楽しみたいならAdventureはかなり魅力的です。
雪道ではグレードよりタイヤが重要
雪国でRAV4を検討しているなら、ZとAdventureのどちらが雪道に向くのかも気になるでしょう。
どちらもE-Fourを採用する
Z HEVとAdventure HEVはいずれもE-Fourです。また、SNOWモードやTRAILモードも用意されています。
したがって、雪道を走るためにAdventureを選ばなければならないわけではありません。
私は50系ガソリン4WDを雪国で使っていますが、雪道では4WDシステム以上にタイヤの状態を意識しています。発進しやすくても、止まるときにはタイヤの性能が大きく関係するからです。
新型RAV4でも、雪道性能を考えるならグレード名より先に、適切なスタッドレスタイヤを4輪へ装着することを考えてください。
特にSUV用タイヤは購入費もそれなりにかかります。納車が秋から冬になる場合は、車両の見積もりと一緒にスタッドレスタイヤの価格も確認しておくと安心です。
家族で使うならZの装備が魅力
通勤だけでなく、家族で長距離移動するファミリーカーとして新型RAV4を購入するなら、Zの快適装備はかなり気になるところです。
後席を頻繁に使うならZが便利
Z HEVには後席左右のシートヒーターが標準装備されています。
さらに前席にはベンチレーションがあり、運転席と助手席の快適性も高められています。夏場や長距離旅行では、こうした装備はスペック表以上にありがたく感じる可能性があります。
家族で旅行へ行く機会が多い、年間走行距離が長い、高速道路を頻繁に利用する。そんな使い方なら40万円の差額を「快適性へ支払う費用」と考えることもできます。
Adventureでも基本装備は十分
だからといってAdventureが簡素なグレードというわけではありません。
前席シートヒーター、12.9インチディスプレイオーディオ、12.3インチTFTカラーメーター、左右独立温度コントロールフルオートエアコン、ハンズフリーパワーバックドアなど、普段使いで便利な装備はしっかり用意されています。
「使わない先進装備へ40万円払うより、その分を旅行やアウトドアに使いたい」という考え方ならAdventureの方が納得しやすいでしょう。
Zが向いている人
ここまでの違いから、Zが向いているのは「RAV4のSUVらしさに加えて、上級グレードらしい快適性も欲しい人」です。
装備を後悔したくないならZ
Zを選びやすいのは、シートベンチレーション、後席シートヒーター、ヘッドアップディスプレイ、デジタルインナーミラー、アドバンスト パークといった装備に魅力を感じる人です。
購入時には「なくても困らない」と思った装備でも、あとから追加できないものは少なくありません。
特にメーカーオプションやグレード専用装備は、納車後に同じ状態へ変更することが難しい場合があります。
また、自宅や勤務先の駐車場が狭く駐車支援を活用したい人、長距離移動が多く快適装備を重視する人、家族にも快適に乗ってほしい人にはZが合いやすいでしょう。
Zを選びやすい人
- 上質な内装や快適装備を重視する人
- シートベンチレーションが欲しい人
- 後席シートヒーターが欲しい人
- デジタルインナーミラーを使いたい人
- ヘッドアップディスプレイが欲しい人
- 駐車支援を重視する人
- 家族で長距離移動する機会が多い人
Adventureが向いている人
Adventureの魅力は、単にZより40万円安いことではありません。RAV4というSUVを見た目から楽しみたい人には、Zにはない価値があります。
RAV4らしい見た目ならAdventure
Adventureを選びやすいのは、専用フロントデザインや大型ホイールアーチモール、マット調ホイール、専用内装などに惹かれている人です。
キャンプ、釣り、スキー、スノーボードなどへRAV4で出かけたい人にとっては、目的地へ向かう時間まで含めてアウトドアを楽しめるデザインでしょう。
またHEV同士なら基本となる2.5LハイブリッドやE-FourはZと共通です。
そこで「基本性能は十分だから、使わない快適装備を減らして40万円抑えたい」という考え方もできます。
Adventureを選びやすい人
- 専用のタフな外観が好きな人
- アウトドア用品と似合うRAV4が欲しい人
- 専用内装の雰囲気が好きな人
- 価格をZより抑えたい人
- 上級快適装備をあまり使わない人
- 購入後にアウトドア用品へ予算を使いたい人
◆りょうのワンポイントアドバイス
Adventureは「Zを買えないから選ぶ下位グレード」という位置付けではありません。方向性そのものが違います。Adventureのデザインが好きなら、価格が安いことはむしろ追加のメリット。逆にZの装備が欲しいのに価格だけでAdventureへ変更すると、あとから気になる可能性があります。
総支払額まで比べて決めよう
最終的なグレード選びでは、車両価格ではなく「自分が欲しい状態にしたときの総支払額」で考えるのがおすすめです。
欲しいオプションを書き出して比較
まずZとAdventureそれぞれで、絶対に欲しい装備を同じ条件にして見積もってください。
例えばボディカラー、パノラマムーンルーフ、フロアマット、ドライブレコーダー、ETC関連用品、コーティング、冬用タイヤなどです。
そのうえで「Zにすると増える40万円で何が手に入るか」を見ます。
シートベンチレーションやヘッドアップディスプレイ、デジタルインナーミラー、アドバンスト パークなどを普段から使いそうなら、差額を支払う意味はあるでしょう。
反対に、ほとんど使わない装備ばかりならAdventureの方が満足度は高くなるかもしれません。
現金購入とカーリースも総額で見る
購入方法についても同じです。現金、ローン、残価設定型プラン、カーリースでは、毎月の支払額だけを比べても条件が違います。
カーリースでは税金やメンテナンスなどが月額料金に含まれることがありますが、契約期間、年間走行距離、ボーナス払い、返却条件、中途解約条件などはサービスによって異なります。
RAV4のカーリース料金を比較する
月額だけでなく、契約期間中の総支払額、ボーナス払い、走行距離条件、メンテナンス範囲、契約終了時の扱いまで確認してから比較しましょう。
金額やプランは時期によって変わります。正確な情報は各販売店や各サービスの公式サイトをご確認ください。高額な契約になるため、最終的な判断は販売店やサービス提供会社へ相談したうえで行ってください。
50系中古車も選択肢になる
新型RAV4の価格が予算を超える場合は、無理に新型へ絞る必要もありません。旧型となった50系RAV4には中古車在庫があり、Adventureも長く販売されてきました。
予算との差が大きければ中古も比較
新型Adventureでも車両本体価格は450万円です。オプションや諸費用を加えれば支払額はさらに増えます。
そこで、新型へこだわらないなら50系AdventureやハイブリッドAdventureなどの中古車と比較する方法があります。
ただし中古車は年式、走行距離、修復歴、整備記録、タイヤ、ボディ状態、装備によって価値がかなり変わります。車両価格だけで判断せず、保証や整備内容まで確認してください。
新型の見積額を見てから中古RAV4を探すと、価格差が明確になり判断しやすくなります。
乗り換えなら現在の車も査定する
すでに車を所有している人は、ZとAdventureの40万円差だけでなく、現在の車がいくらで売れるかも購入予算へ大きく影響します。
下取りだけで決めない
例えば現在の車の査定額が想定より30万円高くなれば、ZとAdventureの価格差40万円の大部分を埋められます。
反対に、想定していた査定額より低ければAdventureへ変更する判断もあるでしょう。
そのため新型RAV4を買う前には、先に現在の車のおおよその価値を確認しておくと予算を決めやすくなります。
現在の車の査定額を確認する
販売店の下取り額だけではなく、必要に応じて買取店の査定額も比べると、自分の車の相場を把握しやすくなります。査定額は車両状態や時期、市場環境などによって変動します。
契約前に実車で確認したいこと
カタログやWebサイトで候補を決めたら、最後は可能な限り実車を確認してください。ZとAdventureは数字以上に雰囲気が違います。
運転席と駐車環境を確認する
まず運転席へ座り、シート、ステアリング、シフト、メーター、ディスプレイの見え方を確認します。
Zならエレクトロシフトやヘッドアップディスプレイ、デジタルインナーミラー。Adventureなら通常のシフトレバーや専用内装が、自分にとって使いやすいかを見るとよいでしょう。
次に気を付けたいのが車幅です。特にAdventureは全幅1,880mmなので、自宅駐車場の幅、入り口、柱、隣の車との距離を事前に測っておくことをおすすめします。
可能なら試乗で狭い道や駐車も経験してみてください。ボディサイズの数字を見るより、自分で運転した感覚の方が判断材料になります。
公式仕様は契約直前にも確認
自動車の装備、価格、オプション構成は改良などによって変更されることがあります。
この記事では現時点の情報をもとにしていますが、実際に契約するときはトヨタ公式RAV4サイトや最新カタログ、主要諸元表・装備一覧、販売店の見積書を確認してください。
RAV4に関して自分でも一次情報を確認したい場合は、当サイトのRAV4の公式・公的情報まとめも参考にしてください。
メーカーオプションは契約後に追加できないものがあります。「あとで付ければいい」と考えず、注文前に販売店へ装着可否を確認してください。
購入前によくある疑問
最後に、新型RAV4のZとAdventureを比較している人から出やすい疑問をまとめます。
新型RAV4のZとAdventureに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 新型RAV4のZとAdventureの価格差はいくらですか?
A. HEV同士で比較すると、Zは490万円、Adventureは450万円で、メーカー希望小売価格の差は40万円です。ただし実際の支払額にはオプション、用品、税金、登録関係の費用などが加わるため、同じ条件で見積もりを作って比較してください。
Q2. ZとAdventureではどちらが大きいですか?
A. Adventureの方が少し大きく、Z HEVが全長4,600mm・全幅1,855mmなのに対し、Adventure HEVは全長4,620mm・全幅1,880mmです。全高はいずれも1,680mmです。特に駐車環境では全幅25mmの差も確認しておきましょう。
Q3. Adventureの方が悪路や雪道に向いていますか?
A. HEVのZとAdventureはいずれもE-Fourで、TRAILモードやSNOWモードも用意されています。最低地上高もHEV同士では190mmです。そのためAdventureだけが雪道向けというわけではありません。雪道では適切な冬用タイヤを4輪に装着し、安全な速度と車間距離を保つことが重要です。
Q4. Zの40万円差にはどんな装備が含まれますか?
A. Z HEVには、前席シートベンチレーション、後席左右のシートヒーター、カラーヘッドアップディスプレイ、デジタルインナーミラー、アドバンスト パークなど、Adventureにはない装備が用意されています。装備を実際に使うかどうかで40万円の価値を判断すると選びやすくなります。
Q5. 結局ZとAdventureではどちらがおすすめですか?
A. 上質な内装、快適装備、駐車支援などを重視するならZがおすすめです。一方、専用のタフな外観やアウトドア感を重視し、購入価格も抑えたいならAdventureが向いています。最終的には両グレードを実車で確認し、同じ条件の見積もりを比較して決めることをおすすめします。
まとめ
新型RAV4のZとAdventureは、どちらが単純に上という関係ではありません。
Zは490万円、Adventureは450万円で、HEV同士の価格差は40万円。基本となる2.5LハイブリッドとE-Fourは共通しています。
- Zは上質な内装と快適装備を重視する人向け
- Adventureはタフな外観とアウトドア感を重視する人向け
- ZにはHUDやシートベンチレーションなどがある
- Adventureは専用外装と専用内装が大きな魅力
- HEV同士なら基本のパワートレーンは共通
- AdventureはZより全幅が25mm広い
- 燃費差は0.4km/Lと小さい
- 雪道ではグレード以上に冬用タイヤが重要
- 最終判断はオプション込みの総支払額で行う
私なら、毎日の通勤や家族との長距離移動が多く、快適装備を長く使う前提ならZを選びます。一方でAdventureの専用デザインに一目惚れしているなら、無理にZへ上げる必要はないと思います。
見た目だけではなく「毎日どの装備を使うのか」「RAV4で休日に何をしたいのか」まで想像すると、あなたに合うグレードが見えてきます。
新型RAV4は決して安い買い物ではありません。ZとAdventureの両方で見積もりを取り、実車へ座り、駐車環境まで確認したうえで決めてください。
価格、装備、オプション、税制、納期などは変更される可能性があります。正確な情報はトヨタ公式サイトや購入予定の販売店で最新情報をご確認ください。契約や支払いに関する最終的な判断は販売店や各サービス提供会社へ相談することをおすすめします。