RAV4 50系のガソリン車とハイブリッド車を比較した中古車選びのアイキャッチ画像

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RAV4ガソリンとハイブリッド比較|中古で後悔しない選び方

こんにちは、RAV4 SIGHTのりょうです。

50系RAV4の中古車を探していると、「ガソリン車で十分なのか、それともハイブリッドにした方が後悔しないのか」で迷いますよね。

燃費だけを見るとハイブリッドが魅力的です。一方、中古車では購入価格そのものに差がありますし、同じRAV4でもガソリン4WDとハイブリッドのE-Fourでは駆動方式や走ったときの感覚も違います。

私は50系RAV4のガソリン4WD、型式6BA-MXAA54に乗っています。用途はほぼ通勤で、数か月に1回ほど遠出する程度。私の使い方では平均燃費はおおむね12km/L台です。

先に結論を言うと、初期費用とガソリン車らしい軽快な感覚を優先するならガソリン車、燃費や発進時の滑らかさ、静かさを優先するならハイブリッドが選びやすいと思います。

ただし、「燃費が良いからハイブリッドの方が最終的には安い」と単純に決めるのはおすすめしません。年間走行距離と中古車価格の差をセットで考える必要があります。

この記事のポイント

  • 50系RAV4のガソリン車とハイブリッドの違い
  • 燃費差と年間走行距離から考える選び方
  • ガソリン4WDとE-Fourの違い
  • 中古RAV4で後悔しにくい確認ポイント

ガソリンとハイブリッドの結論

ガソリン車とハイブリッドのどちらが上という話ではありません。50系RAV4は両方に分かりやすい魅力があり、自分が何にお金を払いたいかによって答えが変わります。

迷ったら使い方で決める

まず大まかに分けるなら、年間走行距離がそれほど多くなく、できるだけ中古車の購入費用を抑えたい人はガソリン車から探すと選びやすいでしょう。

一方、毎日の通勤距離が長い、市街地を頻繁に走る、年間走行距離が多いという人ならハイブリッドの燃費性能を活かしやすくなります。

重視すること ガソリン車 ハイブリッド
中古購入価格 候補にしやすい 価格差を確認したい
燃費 標準的 有利
発進時の静かさ エンジン主体 モーターを活用
加速の余裕 日常使用には十分 モーターの後押しがある
車両重量 比較的軽い 比較的重い
4WD 機械式4WD E-Four
向いている人 価格と走行感を重視 燃費と静粛性を重視

私ならこう考えます。年間走行距離が少ないのに「燃費が良いから」という理由だけでハイブリッドへ予算を上げる必要はありません。反対に毎年かなり走るのに、購入時の数十万円だけを惜しんでガソリン車へ決めるのも早いです。

私はガソリン車が好み

私は50系のガソリン4WDを選んでいますが、ハイブリッドを否定しているわけではありません。単純にエンジンで走っている感覚が好きで、私の使い方なら燃費も許容できると考えているからです。

50系RAV4は車体がそれなりに大きいSUVです。その車で通勤中心に使って12km/L前後なら、私は「思っていたより普通に走れるな」と感じています。

また、ガソリン車は同等条件のハイブリッドより車両重量が軽い傾向にあります。ハイブリッドの方が加速性能そのものでは余裕がありますが、私はガソリン車のアクセルに対する感覚やDirect Shift-CVTを含めた走り方が好みです。

RAV4 50系ガソリン4WDを斜め前から見たエクステリア

RAV4 SIGHTで所有している50系RAV4ガソリン4WD

◆りょうのワンポイントアドバイス

「ガソリン車を買ったらハイブリッドにしておけばよかったと後悔する?」と心配する人もいると思います。私は今のところガソリン車を選んだこと自体を後悔していません。燃費の数字だけではなく、自分がどんな走り方を好むかも意外と大事ですよ。

50系の基本性能を比較

50系RAV4は2019年に日本へ復活した5代目モデルです。ガソリン車には2.0Lエンジン、ハイブリッドには2.5Lエンジンとモーターを組み合わせたシステムが使われています。

なお、50系は長期間販売されたため、年式やグレードによって装備や設定が変わっています。中古車を探すときは「50系なら全部同じ」と考えないことが大切です。

エンジンと駆動系が違う

後期50系の主要諸元を代表例として比べると、ガソリン車のエンジンはM20A-FKS型の1.986L、ハイブリッドはA25A-FXS型の2.487Lです。

ガソリン車は最高出力171PSの2.0LエンジンとDirect Shift-CVTを組み合わせます。一方、ハイブリッドは178PSの2.5Lエンジンにモーターが加わる仕組みです。

比較項目 2.0Lガソリン 2.5Lハイブリッド
エンジン型式 M20A-FKS A25A-FXS
総排気量 1.986L 2.487L
エンジン最高出力 171PS 178PS
エンジン最大トルク 207N・m 221N・m
変速機 Direct Shift-CVT 電気式無段変速機
使用燃料 レギュラーガソリン レギュラーガソリン
燃料タンク 55L 55L
主な4WD 機械式4WD E-Four

数値は年式やグレードで確認が必要ですが、基本的な考え方は同じです。ガソリン車は2.0Lエンジン単体、ハイブリッドは2.5Lエンジンとモーターで走ります。

より詳しい主要諸元は、トヨタ公式の50系RAV4主要諸元表でも確認できます。

RAV4 50系ガソリン4WDの2.0Lエンジンを搭載したエンジンルーム

所有している50系RAV4ガソリン4WDのエンジンルーム

車重にも違いがある

ハイブリッドにはモーターや駆動用バッテリーなどが加わるため、同じ50系でもガソリン車より車両重量が増えます。

例えば後期型のAdventureでは、ガソリン4WDが1,630kg、ハイブリッドのE-Fourが1,700kg。Gではガソリン4WDが1,590kg、ハイブリッドE-Fourが1,690kgです。

つまりグレードによって異なるものの、ガソリン車とハイブリッドでは数十kgから100kg程度の差が出る組み合わせがあります。

ただし、軽いガソリン車だから加速が速いという意味ではありません。発進や中間加速ではモーターを使えるハイブリッドの方が余裕を感じやすいでしょう。

一方で、アクセルを踏んだときにエンジンと車が直接つながっているような感覚や、車体を軽く感じるフィーリングについては好みが分かれます。ここはカタログだけでは判断しにくい部分です。

発売当初から価格差があった

2019年4月に50系が発売された当時も、ガソリンとハイブリッドにはそれなりの価格差がありました。

例えばGの4WDはメーカー希望小売価格3,202,200円、HYBRID GのE-Fourは3,817,800円で、差額は615,600円でした。Xでもガソリン4WDが2,835,000円、HYBRID XのE-Fourが3,450,600円で同じく615,600円差です。

これはあくまで2019年発売時の新車価格であり、現在の中古価格を表す数字ではありません。しかし「燃費が良いハイブリッドには、もともと購入時の価格差があった」という点を考える材料になります。

当時の価格や燃費については、トヨタの2019年RAV4発売資料でも確認できます。

燃費差はどれくらいある

ガソリンとハイブリッドを比較するとき、やはり一番気になるのは燃費でしょう。ここはハイブリッドに明確なメリットがあります。

WLTC燃費はHEVが上

後期50系のカタログ値では、ガソリン4WDのWLTCモード燃費は15.2km/Lです。Xの2WDでは15.8km/Lとなっています。

ハイブリッドではAdventureのE-Fourが20.3km/L、GやXのE-Fourが20.6km/L、Xの2WDでは21.4km/Lです。

代表的な仕様 WLTCモード
ガソリン4WD 15.2km/L
ガソリンX 2WD 15.8km/L
ハイブリッドAdventure E-Four 20.3km/L
ハイブリッドG E-Four 20.6km/L
ハイブリッドX 2WD 21.4km/L

単純に数字だけ比べれば、ハイブリッドの方がかなり有利です。特に信号や停止が多い市街地では、発進時にモーターを利用できるハイブリッドの良さが出やすくなります。

ただしカタログ燃費は国土交通省の定めた条件で測定した値です。実際の燃費は外気温、エアコン、暖房、渋滞、坂道、タイヤ、積載量、走行距離などで変わります。

私の実燃費は12km台

私が所有する50系ガソリン4WDは、ほぼ通勤で使用しています。高速道路を毎日のように走るわけではなく、遠出するのは数か月に1回程度です。

その条件で私の場合は12km/L台。撮影した時点の車載メーターでは平均燃費12.5km/Lと表示されています。

RAV4 50系ガソリン4WDのメーターに表示された平均燃費12.5km/L

所有する50系RAV4ガソリン4WDで平均燃費12.5km/Lを表示した状態

車体サイズを考えると、私はこのくらいなら許容範囲です。ただ、毎月かなり長距離を走る人なら「あと数km/L伸びれば燃料代が違うのに」と感じるでしょう。

逆に年間数千km程度しか走らないなら、給油1回ごとの違いは感じても、年間支出で見た差は思ったほど大きくならない可能性があります。

◆りょうのワンポイントアドバイス

私の12.5km/Lはあくまで私の車と使い方で出ている実測例です。「50系ガソリン車なら必ず12.5km/L走る」という意味ではありません。中古車選びではカタログ燃費とオーナーの実燃費を分けて考えると判断しやすいですよ。

年間燃料費を試算する

燃費差が年間でどの程度のお金になるのか、簡単な例で考えてみましょう。

ここでは比較条件をそろえるため、ガソリン4WDをWLTCモード15.2km/L、ハイブリッドE-Fourを20.6km/L、レギュラーガソリンを1Lあたり175円として試算します。

年間走行距離 ガソリン4WD ハイブリッド 年間差額
5,000km 約57,600円 約42,500円 約15,100円
10,000km 約115,100円 約85,000円 約30,200円
15,000km 約172,700円 約127,400円 約45,300円
20,000km 約230,300円 約169,900円 約60,400円

年間1万kmなら、この条件ではおよそ3万円の差です。年間2万kmなら6万円程度まで広がります。

もちろん実燃費やガソリン価格は変動します。そのため、この表はあくまで比較方法をイメージするための一般的な目安と考えてください。

燃費だけで元を取らない

ハイブリッド選びでよく聞くのが「何年乗ればガソリン代で元を取れる?」という疑問です。しかし中古RAV4では、この考え方だけで決めると判断を誤りやすくなります。

中古価格差は毎回違う

新車なら同じ時点のメーカー希望小売価格を比べられますが、中古車はそうはいきません。

同じ2021年式でも、走行距離3万kmと7万kmでは価格が違います。GとAdventureでも変わりますし、サンルーフやタイヤ、修復歴、ボディカラー、保証内容によっても差が出ます。

つまり「50系ガソリンとハイブリッドの価格差は必ず○万円」と固定することはできません。

中古車では、あなたが実際に候補としている2台の支払総額を比べるのが一番確実です。

ガソリン車とハイブリッドの実際の価格差を確認してみましょう。

中古RAV4は年式や走行距離、グレードによって価格差が大きいため、まず現在販売されている車両を見比べるのが一番分かりやすいです。

ガソリン車とハイブリッドを同じような年式・走行距離で検索すると、「自分の場合はいくら差があるのか」が見えてきます。

RAV4の中古車在庫をチェックする

30万円差でも長くかかる

先ほどの年間1万km、燃料代差約3万円という試算を使うと、購入価格が30万円違えば、燃料代だけで差額を埋めるには単純計算で約10年かかります。

40万円なら13年前後、60万円なら20年前後です。しかも実際には燃料価格も実燃費も毎年同じではありません。

年間2万km走るなら差額を縮める速度は速くなります。反対に年間5,000kmなら、燃料代だけで価格差を回収しようとするとかなり長い期間が必要になるでしょう。

「ハイブリッドなら燃料代で絶対に元が取れる」とは考えない方が安心です。購入価格差、年間走行距離、今後乗る年数まで含めて判断してください。

快適性にもお金を払う

そもそもハイブリッドの価値は燃費だけではありません。

発進時にモーターを利用できる滑らかさ、低速時の静かさ、加速するときの余裕などにも魅力があります。こうした部分に価値を感じるなら、「燃料代だけで何年で回収できるか」にこだわる必要はないでしょう。

例えば30万円高いハイブリッドを選んだとしても、毎日の通勤で静かな発進や余裕のある加速に満足できるなら、その30万円には燃費以外の価値も含まれています。

反対に私はガソリン車の感覚が好きです。この場合、燃費で少し不利でも「好きな方に乗っている」という価値があります。

クルマは家電の電気代だけを比較するようには決められません。あなたが運転するたびに気持ちよく感じる方はどちらでしょうか。そこも含めて考えたいところです。

4WDとE-Fourの違い

「RAV4の4WDならガソリンとハイブリッドで同じ」と思われがちですが、50系では仕組みが異なります。特に雪道やアウトドアで使うなら確認しておきたいポイントです。

ガソリンは機械式4WD

50系ガソリン車にはグレードに応じて複数の4WDシステムがあります。

ガソリンのGやXなどでは、必要に応じて後輪へ駆動力を配分するダイナミックトルクコントロール4WDが採用された仕様があります。

さらにAdventureやG“Z package”では、左右後輪のトルク配分まで制御するダイナミックトルクベクタリングAWDが採用されています。

このため中古車で「ガソリン4WD」と書かれていても、どの4WDシステムなのかはグレードまで見ないと分かりません。

RAV4 50系ガソリン4WDのECO・SPORT・SNOWなど走行モード切替スイッチ

50系RAV4ガソリン4WDに備わる走行モードの操作部

ハイブリッドはE-Four

ハイブリッド4WDではE-Fourが採用されています。

ガソリン4WDのようにプロペラシャフトを介して後輪を駆動するのではなく、後輪側に配置したモーターを使って必要なときに後輪を駆動する電気式4WDです。

発進時や滑りやすい路面などで前後の駆動力を制御でき、ハイブリッドの燃費性能と4WDを組み合わせられるのが特徴です。

「電気式だから雪道ではガソリン4WDより頼りない」と単純に考える必要はありません。50系のE-Fourは降雪時の発進なども考慮して設計されています。

雪道はタイヤも重要

雪国でRAV4を使うなら、ガソリン4WDかE-Fourかだけで判断しない方がいいです。

4WDは発進や登り坂で助けになりますが、止まるときに4WDだから制動距離が短くなるわけではありません。凍結路ではスタッドレスタイヤの状態、速度、車間距離の方が安全に大きく関係します。

私自身も雪のある地域でRAV4を使いますが、4WD性能があるからといってタイヤを軽視することはできません。

RAV4 50系ガソリン4WDに装着したDUNLOP WINTER MAXXスタッドレスタイヤ

雪道走行で使用しているRAV4 50系のスタッドレスタイヤ

50系と新型RAV4そのものの違いを知りたい場合は、RAV4の50系と60系の比較も参考にしてください。50系ガソリン車を中古で選ぶ意味が分かりやすくなります。

維持費にも違いがある

燃料代以外にも税金、保険、消耗品、整備費などがかかります。中古車では購入後の費用まで見ておくと予算を立てやすくなります。

排気量で税区分が変わる

50系ガソリン車は2.0L、ハイブリッドは2.5Lなので、自動車税の排気量区分が異なります。

そのため「ハイブリッドは燃料代が安いから維持費も必ず安い」とは限りません。登録時期や税制上の扱いなども関係するため、購入予定車両の条件で確認してください。

税額や制度は変更されることがあります。正確な情報は自治体などの公的機関や販売店へ確認するのが確実です。

整備費は個体差が大きい

ガソリン車はエンジンを中心とした比較的分かりやすい構成です。一方、ハイブリッドにはモーター、インバーター、駆動用バッテリーなどがあります。

だからといって、ハイブリッドは必ず高額修理になると決めつける必要もありません。回生ブレーキを利用するなど、ガソリン車とは消耗の仕方が異なる部分もあります。

中古車で大切なのは方式そのものより、その個体がどのように整備されてきたかです。

定期点検記録簿が残っているか、警告灯が点灯していないか、異音がないか、消耗品が交換時期を迎えていないかを確認しましょう。

保険料も見積もる

任意保険料も購入前に確認しておきたい費用です。

保険料は車両だけではなく、年齢、等級、補償内容、免許証の区分、使用目的、年間走行距離などで変わります。そのため「ガソリンなら○円、ハイブリッドなら○円」と一律には言えません。

中古車の支払総額を比べる段階で、候補となる型式を使って保険会社から見積もりを取っておくと、購入後の予算が見えやすくなります。

購入候補が決まったら、自動車保険料も確認しておくと安心です。

RAV4は型式や補償内容によって保険料が変わるため、購入してから「思っていたより高かった」とならないよう事前に見積もっておきましょう。

現在加入している保険会社だけでなく、複数社の保険料を比較すると年間維持費を把握しやすくなります。

自動車保険は比較で安くなる!

ガソリン車が向いている人

ここまでの違いを踏まえて、私が50系ガソリン車をおすすめしやすい人を具体的に考えてみます。

購入価格を抑えたい人

まず候補になるのは、RAV4に乗りたいけれど車両購入費をできるだけ抑えたい人です。

中古車市場では価格差が常に一定ではないものの、同じような年式や状態ならガソリン車の方が予算内で候補を見つけやすい場面があります。

例えばハイブリッドへ予算を40万円上げるより、その40万円をスタッドレスタイヤ、任意保険、車検、今後の整備費として残しておく選択もあります。

購入した瞬間に手元資金をほぼ使い切ってしまうより、購入後の維持費まで含めて余裕を持たせる方が安心です。

走行距離が少ない人

年間走行距離が5,000km程度なら、ハイブリッドの燃費メリットは当然ありますが、金額にすると年間数万円以内に収まるケースもあります。

それに対して中古車価格が数十万円違うなら、燃料代だけで価格差を埋めるには長い時間がかかります。

近所への買い物や休日中心で、年間走行距離がそれほど伸びないなら、程度の良いガソリン車を安く購入する方が総支出を抑えられる可能性があります。

ガソリンの走りが好きな人

これは数字では決めにくいところですが、私にとっては大きな理由です。

ハイブリッドの方がモーターによる加速には余裕があります。それでも、私は2.0LエンジンとDirect Shift-CVTで走るガソリン車の感覚が好きです。

SPORTモードに切り替えて走ったときなど、普段の通勤とは少し違った反応を楽しめるのも気に入っています。

クルマを単なる移動手段として考えるなら燃費中心でも構いません。ただ「運転すること自体も楽しみたい」という人なら、試乗して感覚を比べる価値があります。

ハイブリッドが向いている人

一方、50系ハイブリッドを選ぶ意味が大きい人もはっきりしています。特に走行距離と普段走る道路は重要です。

年間走行距離が多い人

毎日長い距離を通勤する人や、仕事でもRAV4を使う人なら、燃費差が年間支出に反映されやすくなります。

年間5,000kmと20,000kmでは、ハイブリッドへ支払う価格差の意味がまったく違います。

これから5年以上乗るつもりで、毎年15,000kmや20,000km走るなら、私はハイブリッドもかなり有力だと思います。

市街地走行が多い人

信号が多く、停止と発進を繰り返す道路をよく走る人にもハイブリッドは合いやすいでしょう。

低速域や発進時にモーターを活用できるため、ガソリン車に比べて市街地で燃費のメリットが出やすく、発進も滑らかです。

逆に高速道路を一定速度で走る時間が多い場合、市街地ほど大きな燃費差を感じないこともあります。

同じ年間1万kmでも、その1万kmをどこで走るかまで考えると選びやすくなります。

静かさと加速を求める人

ハイブリッドの魅力はやはりモーターです。

低速域ではエンジンが停止して走行できる場面があり、発進時もモーターの力を利用できます。そのためストップ&ゴーが多い環境では、ガソリン車とは違う滑らかさを感じやすいでしょう。

また、「ガソリン車より燃費が良い代わりに遅い」という関係でもありません。2.5Lエンジンとモーターを組み合わせるため、加速時にはハイブリッドの方が余裕を感じやすいです。

家族を乗せる機会が多く、静かにゆったり移動したい人にはハイブリッドが魅力的だと思います。

中古で後悔しやすい選び方

50系RAV4は中古流通量が多いため選択肢が豊富です。ところが台数が多いからこそ、価格だけで選ぶと条件の違う車を比較してしまうことがあります。

燃費だけでHEVを選ぶ

「ガソリン代が高いから絶対ハイブリッド」という決め方は少し待った方がいいでしょう。

年間走行距離が少なく、中古車価格がガソリン車より大幅に高いのであれば、燃料代だけでは差を埋められない可能性があります。

まず年間走行距離を確認し、候補車の価格差を出します。そのあとに年間燃料費を計算すれば、自分にとってハイブリッドがどの程度メリットになるのか見えてきます。

安さだけでガソリンを選ぶ

逆に「安ければガソリンでいい」という選び方もおすすめしません。

年間2万km走る人なら、購入後何年も積み重なる燃料費の差を無視できなくなります。

さらに、静粛性や加速感を重視していたのに価格だけでガソリン車へ決めると、「やっぱりハイブリッドにすればよかった」と感じる可能性があります。

中古車は購入すると簡単に買い直せるものではありません。数十万円を抑えることと、数年間乗り続ける満足感のどちらを優先するかを考えてください。

年式を無視して比べる

50系は2019年から長期間販売され、その間に一部改良が行われています。

2020年にはディスプレイオーディオの標準装備化などがあり、2021年にはAdventureへハイブリッド車が追加されました。2022年の改良では安全装備やディスプレイ関連にも変更があります。

そのため2019年式ガソリンGと2024年式ハイブリッドGを並べて、「ハイブリッドだから高い」と判断するのは正確ではありません。

できるだけ年式、グレード、駆動方式、走行距離を近づけて比べましょう。

車両状態を見ない

中古車ではパワートレイン以上に個体の状態が重要です。

修復歴、定期点検記録簿、リコール対応状況、タイヤ、12Vバッテリー、エアコン、ナビ、安全装備の警告灯などを確認したいところです。

降雪地域で使用された車なら下回りの錆もチェックしましょう。また、初期の50系ではルーフレール周辺からの水の浸入が話題になった例もあるため、天井内張りに不自然なシミがないか確認しておくと安心です。

ハイブリッドでは駆動用バッテリーやハイブリッドシステムに警告がないことも確認してください。

中古車の状態は1台ずつ違います。ネット上の写真や価格だけで最終判断せず、整備履歴や保証内容を販売店へ確認し、気になる部分がある場合は自動車整備の専門家にも相談してください。

中古車は支払総額で比べる

実際に中古RAV4を購入する段階では、車両本体価格だけを見るのではなく、乗り出すまでに必要な金額をそろえて比較します。

同じ条件で複数台を見る

中古車サイトで最初に気に入った1台だけを見るのではなく、同じ条件で複数台を比較するのがおすすめです。

例えば「2021~2023年式、走行5万km以下、4WD、修復歴なし」というように条件を決め、その中でガソリンとハイブリッドを見ていきます。

すると「この年式ならガソリンとハイブリッドの差はだいたいこのくらい」という感覚がつかめてきます。

中古車価格は常に変動するため、過去の記事に書かれた相場よりも、購入する時点で実際に販売されている在庫を確認する方が確実です。

中古RAV4は1台だけで決めないこと。年式・走行距離・グレード・駆動方式・修復歴をできるだけそろえて、ガソリン車とハイブリッドを複数台比較すると価格差を判断しやすくなります。

気になるRAV4が見つかったら、1台だけで決めずに複数台を比較するのがおすすめです。

同じ50系でも、ガソリン・ハイブリッド、年式、走行距離、グレード、装備によって支払総額はかなり変わります。

まず中古車在庫を広く確認し、条件の近い車両を2~3台並べて比較してみてください。

条件に合う中古RAV4を探してみる

下取り額も分けて考える

今乗っている車から買い替える場合、RAV4の購入価格だけではなく現在の車がいくらで売れるかも総予算に関係します。

販売店の下取りだけで決めると、本当にその金額が妥当なのか分かりにくいことがあります。時間に余裕があるなら買取査定も確認し、下取り価格と比べると判断しやすいでしょう。

例えばハイブリッドがガソリン車より30万円高くても、現在の車が想定より20万円高く売れれば資金計画は変わります。

ただし買取相場は車両状態や市場環境で変動します。査定額を保証することはできないため、実際の売却時には複数条件を確認してください。

買い替えなら、今の車の査定額も確認しておきましょう。

中古RAV4を少しでも予算内で購入したいなら、現在の愛車をいくらで売却できるかも重要です。

販売店の下取り額だけで決めず、買取査定の金額も確認しておけば、RAV4購入に使える予算を増やせる可能性があります。

車買取相場データベース

新型との価格差も確認する

後期型の50系ハイブリッドは状態が良ければ中古でもそれなりの価格になります。

価格が上がってくると、「ここまで出すなら新型RAV4も検討した方がよいのでは?」というラインに近づくこともあるでしょう。

現在の新型RAV4と50系の違いについては、50系と60系RAV4の比較記事で詳しく紹介しています。

新車まで候補を広げる場合は、新型RAV4の価格とグレード比較もあわせて確認してみてください。

試乗で確認したいポイント

スペック表まで比較したら、最後はできれば実際に運転してみてください。ガソリンとハイブリッドの違いは数字以上に運転中に感じる部分があります。

発進と加速を比べる

まず確認したいのは停止状態からの発進です。

ハイブリッドはモーターを利用できるため、アクセルを踏んだ直後の滑らかさが分かりやすいでしょう。そのまま少し速度を上げ、合流や追い越しを想定した加速も試してみたいところです。

ガソリン車ではエンジン回転の上がり方やDirect Shift-CVTの感覚を確認します。

「どちらが高性能か」ではなく、自分が毎日運転したときに違和感がないのはどちらかで判断してください。

静粛性を比べる

静かさを重視するなら低速走行を比べましょう。

ハイブリッドは状況によってモーター走行ができるため、住宅街や駐車場では静かさを感じやすいです。

ただし速度を上げてエンジンが始動すれば音は聞こえます。ハイブリッドだから常にEVのように無音というわけではありません。

ロードノイズについてはタイヤの銘柄や摩耗状態も影響するため、中古車ではパワートレインだけの違いと決めつけない方がよいでしょう。

中古車特有の状態も見る

試乗できるならエンジンやハイブリッドシステムだけでなく、ハンドルを切ったときの異音、ブレーキ、サスペンション、エアコン、パワーバックドアなども確認してください。

警告灯が消灯していることも重要です。可能ならエンジンが完全に冷えている状態から始動させてもらうと、始動直後の異音なども確認しやすくなります。

またタイヤ4本の製造時期や残り溝も見ておきましょう。RAV4は大径タイヤを使うグレードが多く、購入直後に4本交換するとまとまった費用が必要です。

最終的な選び方

ここまで比較しても迷うなら、「これから何年間、年間何km走るのか」を紙に書いてみるとかなり決めやすくなります。

走行距離から候補を絞る

年間走行距離が少ないなら、まずガソリン車を探してみる。年間走行距離が多いなら、まずハイブリッドの価格差を調べてみる。この順番で十分です。

年間5,000km程度なのに最初からハイブリッドだけに限定したり、年間2万km走るのに燃費を全く考えずガソリンだけを見る必要はありません。

まず自分の使い方を基準にしてから中古車を探す方が、販売価格に振り回されにくくなります。

差額に何を求めるか考える

ガソリンとハイブリッドの中古車価格に40万円の差があったとします。

その40万円を「燃料代だけで回収できるか」と考えるのではなく、「燃費、静かさ、モーターによる加速も含めて40万円を払いたいか」と考えてみてください。

反対にガソリン車なら、その40万円を残してタイヤや保険、メンテナンス、旅行などに使えます。

どちらが得かではなく、あなたにとって40万円をどこに使うのが一番満足できるのかという話です。

◆りょうのワンポイントアドバイス

私は「ガソリン車だから仕方なく乗っている」のではなく、ガソリン車が好みだから選んでいます。一方、走行距離がもっと多ければHEVをかなり真剣に検討すると思います。自分の走り方に合っていれば、どちらを選んでも十分RAV4を楽しめますよ。

正確な情報を最後に確認する

50系RAV4は年式によって仕様変更があります。中古車掲載ページの情報だけでは、メーカーオプションや安全装備まで完全に判別できない場合もあります。

購入候補が決まったら車台番号や初度登録年月、グレードを販売店に確認し、必要に応じてトヨタのカタログ、取扱説明書、リコール検索などと照らし合わせてください。

RAV4 SIGHTでは、公式情報を確認するときに使えるページをRAV4の公式・公的情報まとめに掲載しています。

価格、税金、保険、保証、整備内容などは変更される可能性があります。正確な情報はトヨタ公式サイト、販売店、行政機関、保険会社などへ確認し、車両状態に不安がある場合は自動車整備の専門家へ相談してください。

よくある質問

最後に、50系RAV4のガソリン車とハイブリッドを比較している人から出やすい疑問をまとめます。

RAV4ガソリンとHEVのFAQ

Q1. RAV4ガソリン車を買うと後悔しますか?

A. 燃費や静粛性を最優先する人はハイブリッドを選ばなかったことを後悔する可能性があります。一方、購入費用を抑えたい人、年間走行距離がそれほど多くない人、ガソリン車の走行感が好みの人なら十分候補になります。私は50系ガソリン4WDを所有していますが、ガソリン車を選んだこと自体は後悔していません。

Q2. RAV4はガソリンとハイブリッドのどちらが速いですか?

A. 加速の余裕を重視するなら、2.5Lエンジンとモーターを組み合わせるハイブリッドが有利です。一方、ガソリン車は比較的車重が軽く、Direct Shift-CVTを採用しています。単純な速さだけでなく、アクセルを踏んだときの感覚も含めて試乗して選ぶのがおすすめです。

Q3. 年間何kmならハイブリッドがお得ですか?

A. 一律に何kmとは決められません。中古車の購入価格差、実燃費、ガソリン価格、保有年数で変わるためです。年間走行距離が多いほどハイブリッドの燃費メリットは大きくなりますが、購入価格差が大きければ回収まで時間がかかります。候補車同士の支払総額を比べて計算してください。

Q4. RAV4の4WDとE-Fourはどちらが良いですか?

A. 目的によって変わります。ガソリン車には機械式4WDが採用され、AdventureなどにはダイナミックトルクベクタリングAWDを搭載する仕様があります。ハイブリッドのE-Fourは後輪をモーターで駆動する電気式4WDです。どちらも雪道で利用できますが、冬道では適切なスタッドレスタイヤと安全運転が前提です。

Q5. 中古ハイブリッドはバッテリーが心配ですか?

A. 駆動用バッテリーの状態は確認しておきたいポイントですが、「年式が古いから必ず交換が必要」とは限りません。整備履歴、警告表示、走行状態、保証内容などを確認してください。不安があれば販売店や整備の専門家へ相談し、車両ごとに判断するのが安心です。

ガソリンとHEV比較まとめ

50系RAV4のガソリン車とハイブリッドは、どちらを選んでもRAV4らしい広い荷室やSUVとしての使い勝手を得られます。違いが大きいのは、購入価格、燃費、走行感、静粛性、そして4WDの仕組みです。

私は50系ガソリン4WDに乗っていて、通勤中心の使い方で平均燃費はおおむね12km/L台。車体サイズを考えれば許容できていますし、ガソリン車の走行感も気に入っています。

ただ、年間走行距離が多い人なら話は別です。毎年15,000km、20,000kmと走るなら、ハイブリッドによる燃料費の差が積み重なっていきます。静かさやモーターによる加速も含めれば、価格差を払う意味は十分あるでしょう。

  • 購入費用を抑えたいならガソリン車を優先して比較する
  • 年間走行距離が多いならハイブリッドの燃費差を計算する
  • 燃料代だけでハイブリッドの価格差を回収しようとしない
  • 4WDはガソリン車とE-Fourで仕組みが異なる
  • 中古車は年式・走行距離・グレード・状態をそろえて比較する
  • 購入前にはできるだけガソリンとハイブリッドの両方を試乗する

最終的には、「何km走れば得か」だけではなく、これから数年間どちらのRAV4に乗りたいかで決めるのがおすすめです。価格差を計算したうえで、それでもハイブリッドの静かさや燃費に魅力を感じるならHEV。価格を抑えながらガソリン車らしい走りを楽しみたいなら50系ガソリン車。自分の使い方に合う方を選べば、後悔する可能性はかなり減らせると思います。

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りょう

RAV4 SIGHTを運営している「りょう」です。RAV4 50系ガソリン4WD(6BA-MXAA54)を実際に所有し、日常使いや雪道での経験をもとに情報を発信しています。実車で確認できることは自分で確かめ、車両仕様や制度などはトヨタ公式や公的機関の情報も確認しながら、RAV4の購入・使い勝手・カー用品などを分かりやすく紹介しています。

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